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シニアソムリエ 川中實ワインブログ

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貴腐ワイン

2011.11.29
貴腐ワイン

みなさん、こんにちは。ピロリ菌がいなくなっていたせいか本当に十数年ぶりに、ぐぐ~と音がなるような「空腹感」を感じるようになった川中實です。みなさん、ワイン飲んでいますか?12/4(日)に予定しているアルソーレさんとのワイン会ですが、お陰様で定員いっぱいになりました。ありがとうございます。

さて、みなさん、貴腐ワインってご存知ですか?貴く腐ると書いて貴腐(きふ)です。甘口ワインの作り方っていくつかあるのですが、その為にはブドウの糖度を上げることが必要となります。凍ったブドウを収穫して造ったアイスワインや意図的な遅摘みワイン、陰干しブドウを利用するワインなどなどとさまざまです。

甘口ワインの中に貴腐ワインは属するのですが、唯一ブドウの表面についた菌の影響により糖度を上げるものが貴腐ワインです。ブドウの表面のロウ質にボトリシス・シネレアという菌がつき、環境条件があったときだけ貴腐菌になります。環境条件が合わないときは「灰色カビ病」になってしまいます。(写真はちょうど貴腐菌がついたブドウ:登美の丘ワイナリー)

貴腐ワイン

貴腐菌は糖分を残し、水分を吸い取ります。そして一粒一粒のブドウ粒の内側で化学変化をおこし、果汁の味わいを変えていきます。上手に貴腐菌がつき、上手に選別が行われ、上手にワインとなった時、そのワインは輝かしい黄金色をします。貴腐ワインで有名なシャトーディケムは悠に100年は持つとも言われるほどポテンシャルを持ったワインとなります。


貴腐菌がつくかどうか分からないのに、貴腐菌がつくことを予測するリスク。菌がついたとしても灰色カビ病に変ってしまうかもしれないリスク。そして、貴腐菌が水分を奪ってしまうので収穫果汁がどっと減ってしまうこと。また、高糖度を発酵させる技術云々。。


フランスで言えば、ソーテルヌ、ロワール、アルザスなどが高品質貴腐ワインを産出する地方です。ワインが出来るまでも深い物語をもつ貴腐ワインは高価なものが多いです。

セカンドラベルやオーストラリア産の貴腐ワインなら手頃なものも多いと思います。年末のこの機会に一年のご褒美にいかがですか?

ブログ、ちょっと固くなっちゃった。。。


登美の丘

2011.11.26
登美の丘

先週のことですが、いい機会をいただきソムリエ協会の中四国支部のみなさんと山梨にいってきました。目的は登美の丘ワイナリーへの訪問です。

10/10にはレストランリバービューにてワイナリー長の高田さんに来ていただきメーカーズワインディナーを開催しました。間を開けずに、訪問できること、とてもワクワクしました。入口には歴史を感じるワインセラー。

登美の丘

まずは館内にて歴史や地形に関してのレクチャーを受けました。もちろん、醸造設備も。

登美の丘

バスでワイン畑まで登っていくのですが、途中何度かスイッチバック方式で上がっていかなければいけないほど勾配のきつい坂。森の住人達もたくさん住んでいるとのこと。警備員さんたちの朝一番の仕事は熊笛を持って施設内を回るとのこと。こんなに自然の中で育まれたワインのありがたさをしりました。

高田所長は関西出身ですが、大学生時代は島根大学で過ごされたのです。とても親近感がもてる話しぶり。しかし、それを下支えしているのは、熱いプロフェッショナリズム。リバービューでお話しして下さった時も、レクチャーの後、参加した経営者の方に誘われて、第二部の講義「リーダー論」を論じておられていたのを記憶しています。その道のプロはやはり、あらゆる分野においても精通してらっしゃるし、そうでないとワインづくりも、人づくりもできないということを教えていただきました。

登美の丘

もちろん、しっかりとテイスティングも。

私自身、とかく自分が接してきた外国のワインと比べながら日本ワインを話してきた気がします。「日本のワインは日本のワインでいいんだ」という確信が湧いてきました。

登美の丘

Baujolais Nouveau 2011

Baujolais Nouveau 2011

11月になっていよいよ年の瀬などと思っていたら、もう半月が過ぎてしまいました。


ワインを扱っている人間にとっては11月の第3木曜日は師走前の一大イベントですよね。


ちょうど先ほど私も明日お渡しする今年のボジョレ(ヴィラージュ)ヌーボーをひとつずつ袋に詰め、明日の準備をしてきました。


目新しかったボジョレヌーボーのお祝いも20年の内にその意味を失った、なんていう人もいますが、何かに人が歓ぶキッカケとしては最高の理由ですよね。レストラン リバービューでは明日ワインパーティーを行います。もちろんテーマはボジョレ ヌーボー。60名ものご予約をいただいています。


それはさておき、ヌーボーという市場が生れて久しいです。企画モノのようにその市場に多くのワインがつぎ込まれましたが、反面、歴史と文化を尊重したクオリティ重視のワインもこれを機会にして私たちまで届くようになりました。


写真のワイン。「ジョゼフ ドルーアン ボジョレ ヴィラージュ ヌーボー 2011」。ここ数年少数ですが取り扱いを続けているワインです。価格が一般的に並んでいるものより少しだけ上になるのですが、この造り手のボジョレを選ぶ意味が私にはあります。


その年の気候状況を的確に教えてくれるんです。「ボジョレ地方を中心にブルゴーニュ一帯はだいたいこんな天候の年だったかな?」と。それだけ、自然に忠実に造られ、ブドウの姿、天候の姿を物語ってくれます。もちろん造り手の哲学がそこのフォーカスされているのですが。

今年も「あんたに任せるわ」というお客様にはこちらをお薦めしました。

酒パラダイス川津店にあと数本、予約以外で残っています。

もうちょっとでボジョレ解禁です。

今年も一緒に楽しみましょう。

2011 RiverView Special X'mas Dinner 12/23,24,25

街にもサンタやトナカイがチラホラとお目見えする頃となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか?

街の景色の移ろいと共にだんだんと寒さも増してきます。

ふと、心で今年いちねんを振り返る。あっという間だったけど、やっぱり色々あったな。

日々の雑踏のなか、自分を見失いようになりながら、結局頑張っている。

そして、自分自身への感謝と共に、支えてくれた大切な人に思いをはせる。

その気持ちを新年を迎える前に形にしたいって思いますよね。

子供にも、大人にもクリスマスって上手く出来ているし、今更ながら神様だからなせた業だなって関心してしまいます。



今年もRiverViewでは、大切なお客様の一年で一番意味のある日を素敵に演出したいと思っております。全席完全予約制で3日間スペシャルクリスマスディナーを開催いたします。

2011 RiverView Special X'mas Dinner 12/23,24,25

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