こんにちは。川中努です。


お盆休みもあっという間に終わりました。


4日間、休んでいるのか、仕事をしているのか分からないような時間を過ごしていました。(笑)


でも、オンとオフの線引きが曖昧な生き方は、僕にとって理想的なのです!


休み中、東京から帰省中のラン仲間と宍道湖を走ったり、美味しいカレーを食べに行ったりと、楽しい時間も過ごすことができました。会いたかった人に会うこともできました。


そんなお盆休み、両親のご先祖さま両方ともに手を合わせて、拝むことができてよかったです。


こうやって誰にもご先祖さまがいて、脈々と命をつないできてくれたお陰で今の自分がある。


そんなことに思いを馳せながら感謝するのがお盆という時。そんな習慣がある日本って素敵だなって思います。


そこで、“感謝”ということについて考えてみました。


誰でもみんな感謝は大切だということは幼い頃から教えられて知っています。でも、なかなかできない時が多い人も。


仮に感謝しているとしても、大抵は自分にとって都合のいいこと、メリットのあることだけに感謝していませんか?


「えっ、そんなの当たり前じゃない。」


という声が聞こえてきそうですが、実はそれでは人生の片面にしか感謝していないことになります。


自然の一部である私たち人間は、他の生き物と同じく有機体のひとつであり、この自然、地球、宇宙の法則に従って生きている。これは誰かが否定しようと思っても、どうにも抗うことのできないことです。


どんなに文明が発展しても、大きな自然には逆らうことができない。そのことと同じです。


そんな宇宙には質量保存の法則に従ってバランスが働いています。


現在の科学でわかっている、ものの最小単位は素粒子。素粒子はプラスのものだけでは成り立たず、必ずマイナスがセットになっています。


ということは、どんなにプラスの出来事や感情だけを求めても、必ずそれにはマイナスの側面があるということです。


というよりも、プラスとかマイナスという見方をしているのは、それを見ている人間であって、実は物事は常にニュートラルであるということが真実です。


宇宙の法則ってとても深遠ですね。


話を戻して、感謝について。


自分にとってプラスのことのみに感謝していても、ネガティブに感じることには感謝しない。むしろ、腹を立てたり、対立したり、見ないふりをしたり、感情に蓋をしたりする。


残念ながら、それでは一向に自分にとってマイナスに思える出来事は解決せず、その出来事が去っても、その人と疎遠になってみても、また次の出来事、また次の人と、何故か同じような感情を味わうことを繰り返します。


ですから、ご先祖さまを拝む時も、神社へお参りをする時にも、することは一つだと僕は思っています。それが感謝です。


プラスとマイナスの両面に対する感謝。


自分がマイナスに思うことへ感謝することが難しい時には、こう質問してみてください。


「私が嫌だと思う出来事(人)は、自分にどのようなプラスを与えてくれているだろうか?」


「自分が嫌だと思う出来事があったその同じ時に、全く逆の支援をしてくれたのは誰だろう?」


前述のバランスの法則を念頭に置きながら答えてみてくださいね。


今までの自分は、その反対にあるポジティブな面が見えてなかっただけで必ずあります。


そんなことを考えながら過ごすお盆休みはいつもと少し違った時間でした。


送り盆の16日は、大橋川に灯籠流しを見に行きました。


お盆で帰ってきてくれている亡くなった母を見送りしながら、幻想的な景色を楽しむことができました。


お母さん、来年もまた帰ってきてくださいね!